乾癬は体の免疫システムが関わる病気
乾癬は、本来自分の体を守るために備わっている免疫システムが過剰に反応することで起こる病気です。過剰に反応したことで炎症が起こり、皮膚の新陳代謝が早まるため、皮膚症状があらわれます。皮膚症状は乾癬の代表的な症状ですが、患者さんによっては関節の痛みや発熱・倦怠感などの全身症状が出ることもあります。
- 乾癬の皮膚症状が
出やすい場所
どんな患者さんがいるの?
日本の乾癬患者さんは約40万人程度で、男性の患者さんが女性よりもやや多い傾向にあります。幅広い年齢で発症し好発年齢は思春期以降から50歳代であると考えられています1)。
-
日本の人口の0.2~0.3%に当たる約40万人程度とされています。
-
男性患者さんは女性患者さんの約1.44倍多いとされています。
-
好発年齢は思春期以降から50歳代であると考えられています。
乾癬は治らない病気なの?
乾癬は、患者さんを取り巻く環境や生活習慣、遺伝、ストレスなどさまざまな原因が複雑に絡みあって発症・悪化します。治りにくい病気ではありますが、これらの乾癬を悪化させる原因を取り除き、治療を継続することで、長期間症状のない状態を維持することができると考えられています。
1)佐野栄紀. 日本臨牀. 2018; 76(1): 22-27.